嵐の来る日

2004年4月19日
朝から南風が吹いていた。
海から来るこの風をうちのほうでは「マゼ」という。
沖縄でいう「マハエ」や「ハエ」という種類のものと同じだろう。

雨が降る気配が強い。
南風が髪や服にまとい、湿気を含んだ空気が吹き付ける。

バス停へ息子を送って行ったあと、洗濯を済ませ、海岸へ歩いた。

夫が眠っている。今日は夜勤シフトなので、なるべく遅くまで寝かしてあげたい。

携帯とハンカチを持った。

こんな日でも、波打ち際から釣り糸をたらす人がいる・・・。

空っぽになる。ひたすら歩いた。
波打ち際へ、白い飛沫が上がっていた。
足元の砂が吹き上げる。

携帯のカメラに収めた。動画も試してみた。

見せてあげたい人がいる。

わざと遠回りした。

防波堤を歩いた。
人に会いそうで、怖かった。

向こうから歩いてくる人がいる。

突然、涙が出てきた。
慌てて、近くの海岸の降り口から砂浜へ降りた。

ゆっくり歩いてうちへ帰った。

夫は起きていた。TVを見ていた。

よく眠れたといっていた。

午後、雨が激しくなった。

仕事や子どもの送り迎えをして一日が過ぎた。

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